こんにちは!ひびくらです。
このサイトでは、美味しいチーズとチーズを美味しく食べるレシピを紹介しています。
今回のチーズは、イタリアの至宝【パルミジャーノ・レッジャーノ】です。
主にガリガリと削ってパスタなどにかけて食べます。旨味が強いので、パスタが一段も二段もおいしくなる優れものチーズです。
今日は、そのパルミジャーノ・レッジャーノを使って最高に美味しくて簡単なシーザーサラダを紹介します。
イタリアの至宝【パルミジャーノ・レッジャーノ】

パルミジャーノ・レッジャーノの2020年の生産量は、16万トン、394万玉です。
どれだけすごいのか、ちょっとピンときませんね。
実は、グラナパダーノの方が、生産量は多くて2020年に520万玉(1玉平均38キロなので20万トン)でイタリアで一番生産量が多いPDOチーズです。
フランスで最も生産量が多いPDOチーズは、コンテです。コンテは2019年のデータになりますが、生産量6.8万トンなのでコンテの2.4倍くらい。
パルミジャーノ・レッジャーノの2020年の売り上げは23.5億ユーロ(3,055億円くらい)。10年以上右肩上がりです。
誕生は中世の修道院

中世のベネディクト会修道院で誕生してから変わらない製法で作られています。
パルミジャーノ・レッジャーノに使用される牛乳は、飼育されている場所、安全な飼料を給餌することなどが決められています。
前日のミルクを一晩おいて脂肪分を分離させたものとその日に絞った牛乳を混ぜて使います。ミルクを温めてレンネットを入れてかき混ぜ、固まったら布で包んで、銅製の型に詰めます。


これを熟成させるのです。
すでに美味しそう、、、。
ミルクの旨味ぎっしり!アミノ酸の結晶が見える
パルミジャーノ・レッジャーノをじっと見ていると白い粒々があるのがわかります。
これは、アミノ酸でうまみ成分チロシンです。カビではないので、間違えないように。
食べるとじゃりじゃりして旨味が口いっぱいに広がります。おいしいですねぇ、、、。
この旨味こそパルミジャーノ・レッジャーノの特徴です。こんなに旨味がぎっしり詰まっているチーズは、他にはなかなか見当たらないと断言できます。
パルミジャーノ・レッジャーノたっぷりシーザーサラダの作り方
【材料】2人分
- ロメインレタス(なければ普通のレタスでも可) 4枚
- キュウリ 1/2本
- パルミジャーノ・レッジャーノ 20g~30g お好みで
- クルトン用パン(バケット、もしくは食パンでも可) 6枚切り食パン 1/2くらい
- ベーコンもしくは鶏むね肉 50g
- 米酢 大1
- マヨネーズ 大2
- 塩、コショウ 少々
- 作り方は簡単です。レタスを一口大にちぎって、キュウリも一口大にカット。薄くスライスしてもいいですよ。私は、キュウリはポリポリ食べたいので、大きめにカットします。
- ベーコンは、0.5㎜の幅に切って、オリーブオイルでこんがり焼きます。薄切りのベーコンでもいいですが、おススメは、塊のベーコンです。厚さ0.5㎜に切ってさらに0.5㎜幅に切ります。ダイエット中の方は、鶏むね肉でベーコンの代用を。むね肉50gほどならレンジ600Wで1分半くらいチンして出来上がりです。もしくは、オリーブオイルでソテーしても美味しいです。鶏むね肉を入れるとコブサラダ風になりますね。
- クルトンは、パンを1㎝角に切って、トースターで焼きます。アルミホイルにのせて焼くと網目からこぼれませんよ。
- 米酢、マヨネーズ、塩、コショウ、パルミジャーノ・レッジャーノをボールに入れて混ぜます。
シーザーサラダは、メキシコのレストランで提供されたのが、起源なのだそうです。イタリアかアメリカ辺りが発祥かなと思っていたんですけど、意外ですね。
上記のシーザーサラダのドレッシングは、日本人に食べやすいレシピになっています。また、いつでもサクッと作れる材料です。
ワインビネガーでもいいですが、米酢のキリリとした酸味がマヨとよく合います。
レモンもお好みですが、レモンを入れると風味が強すぎて全てがレモン味になります。そこが、ちょっと好みがわかれるところですね。
シーザーサラダドレッシングには、ニンニクやアンチョビが入るとコクが出るのですが、子供が食べるにはちょっとクセがありますし、アンチョビは常備していない家庭も多いと思います。
なので、今回は、アンチョビ抜きニンニク抜きのレシピです。
うちの子供たちは、こっちのレシピの方が食べやすいと言ってます。
ワインを開ける時や大人味にしたい時は、ちょっとアンチョビを入れたり、ニンニクの風味を足すのは、おススメです。暑い日に冷たい白ワインとシーザーサラダって体に沁みる美味しさです。
パルミジャーノ・レッジャーノは、チーズグレーターで直前に粉にしましょう。風味がしっかり出ます。
チーズグレーターは、一つあると便利です。パスタの時に使いますし、直前に削ることでチーズが最高に美味しい状態でトッピングできます。
とはいえ、手元にないという方は、普通のおろし器で問題なく代用できます。
パルミジャーノ・レッジャーノを楽しもう!

料理に大活躍のパルミジャーノ・レッジャーノですが、もちろんそのまま食べても美味しいです。
私のおススメは、ウィスキーなどの強めのお酒のお供です。小さめの一口に砕いたパルミジャーノ・レッジャーノを食べながら、ウィスキーを飲むと最高です。
砕いたパルミジャーノ・レッジャーノと書きましたが、ナイフで切らないで砕いた方が美味しいからです。断面がデコボコしていると舌にのせた時に旨味が、瞬時に口いっぱいに広がります。お試しあれ。
旨味の強いパルミジャーノ・レッジャーノ。いろいろな料理に使って旨味ダシとしても活躍します。
パスタやリゾット、スープにかけるだけで一流レストランの味になりますよ。
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