こんにちは!Hibikura-cheeseです。
このサイトでは、美味しくて個性的なチーズたちを紹介しています。また、チーズのレシピ、食べ方、保存方法なども書いていますので、読んでいってくださいね!
今日は、もふもふとした白かびに覆われたチーズ、シャウルスをご紹介します。
シャウルスは、直径9センチほどで250グラムと手ごろな大きさのチーズです。ちょっと奮発してシャウルスと同郷であるシャンパンと一緒に、大切な人と優雅に楽しみたいチーズです!
シャウルス 歴史ある美しい白かびチーズ
シャウルスは、12世紀頃から作られているチーズです。その当時は、ブルゴーニュの修道院で作られていたのですが、現在ではシャンパーニュからブルゴーニュ地方で作られています。
もともとシャウルスという小さな村で作られていたのですが、シャウルス村はシャンパーニュ地方の一番端っこブルゴーニュ地方に隣接しているため、両地域で生産が盛んなのです。
1970年にAOC(フランスの原産地管理呼称)チーズとして認定され、1996年からEU全域でAOP(ヨーロッパの 原産地管理呼称 )チーズとして保護されています。
14世紀には、フランス王のテーブルに供されていたとのこと。上品な味わいと見た目シャウルスらしいお話ですね。また当時のフランス王の王妃がブルゴーニュ出身のマルグリットであり、故郷のチーズを王宮でも食べたがったとの記録が残っているのです。
故郷のチーズを懐かしむなんて、フランス人らしいエピソードですね。
シャウルスの製法は?
シャウルスは、AOPチーズなので、牛乳の産地から製法まで厳しく決められており、決められた製法、材料で作られたものだけが、シャウルスを名乗ることができます。
材料の牛乳は、脂肪分やタンパクが添加されたり、取り除かれておらず、濃縮も行われていない全乳を使います。この全乳に乳酸菌を混ぜて熟成させます。その後、レンネットを加えて凝乳させます。そして、型入れし、塩を塗って、水切りし、熟成の工程に入ります。
熟成は、14日から1か月とあまり長くありません。白かびチーズは、これくらいが平均日数です。
では、実食

シャウルスをカットすると白くてほろっとした芯が見えます。この芯のところが少しほくほくしていてヨーグルトのような軽い酸味があってコク旨なんです。白っぽい芯の周りを囲むクリーム色の身はとろっとしていとっても柔らかくてクリーミーです。まわりの白カビは、かすかにキノコの香りがするのですが、クセはなくてチーズの味を邪魔しません。邪魔どころが、更に美味しくしてくれて、チーズにさらなる複雑さと深みを出してくれます。
私は、赤ワインで合わせたいですね。コクの強いチーズなので、フルボディの赤でも負けない力強さがあります。しゅわしゅわの泡と合わせても美味しすぎて手が止まらなくなりそう。
食前にシャンパンと合わせて食べてもいいし、食後にブルゴーニュの赤と合わせても美味しいチーズなのです。
大切な人との贅沢なひとときに
シャンパンと合わせて食べるおしゃれなシャウルスチーズ。これは、大切なあの人と一緒に味わいたいですね。
結婚記念日に、クリスマスに、誕生日に、もしくはケンカしちゃった後の仲直りにひと役買ってくれますよ。
最高に贅沢な気分を味合わせてくれるチーズです。
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