こんにちは!ひびくらです。
このサイトは、日本や世界の美味しいチーズを紹介しています。世界中にいろいろなチーズがあるんですね。個性いろいろ!
今回は、日本のカマンベール【笹ゆき】についてです。
日本と欧州連合(EU)との経済連携協定(EPA)が発効され、この先、ヨーロッパ産のチーズが徐々に安くなっていきます。
欧州のチーズが攻め込んできて日本のチーズはピンチなのか?
いえいえ!なんの!このカマンベールを食べれば、わかります。
日本のチーズ危うし?!
今まで最大で30%ほどかかっていた輸入チーズ関税ですが、2019年2月1日EPAの発効により段階的に関税が低くなっていき、16年後にはいくつかのチーズは完全に関税が撤廃されるのです。
これによりヨーロッパのチーズは、買いやすい値段になっていくのでしょうか。
今のところ(2021年5月現在)すごく安くなっているわけではないですね。段階的に関税が低くなっていくとのことなので、まだ市場価格は大した変化なしといったところなのかもしれません。
今後期待したいですね。
ワインの価格はどんどん下がっています。
ヨーロッパのスーパーで見かけるワインと日本のスーパーに置いてあるワインの値段の差がどんどん小さくなってきているなと感じます。
以前は、輸入ワインは現地価格に比べ2~3倍していたのですが。
ワインの価格が下がってきて、ワインの消費が伸びたので引っ張られる形でチーズの消費も伸びているようです。ワインのお供にチーズを購入するからです。

日本人のチーズ消費量は、年々増加していて、美味しいヨーロッパのチーズが、今より買いやすい価格になることで、さらにチーズの消費は伸びそうです。
国産チーズが、ヨーロッパ産のチーズに押されて苦戦を強いられるのでは、、、、という意見もありますが、私の意見は違います。
買いやすくなったヨーロッパ産のチーズを食べ始めた消費者が、チーズの美味しさに気づく→チーズを食べる習慣がつく→いろいろなチーズを試したくなる→国産チーズ、輸入チーズいろいろ楽しむようになる
と思っています。
今まで、スーパーのプロセスチーズしか食べなかった人が、熟成したチーズの美味しさを知ったらいろいろ試したくなるでしょう。
日本のチーズ工房の熟成チーズやフレッシュチーズは、とても優秀です。丁寧に作られていて高い品質を保っています。
そのすばらしい日本のチーズのひとつが【笹ゆき】です。
【笹ゆき】ってどんなチーズなの?

笹ゆきは、私の大好きなチーズ工房「共働学舎」さんが作っています。
共働学舎さんのチーズ工房がある北海道で自生するクマザサ入りの塩を使ったカマンベールが「笹ゆき」です。チーズに巻かれている葉っぱは、クマザサです。
クマザサは、カマンベール特有のクセのある匂いなどを抑える効果があるのだそう。
日本人にも食べやすい匂い抑え目、だけどしっかり熟成した旨味を味わえる日本人のための日本のチーズです。
では、実食

カットするとふわふわの白いかびで覆われた身は、とてもしっかりしていてぎゅっと旨味が詰まっている感じ。
カマンベールは、しっかり熟成したものが好きなので賞味期限ぎりぎりで食べ始めました。なので、少し匂いがありますが、フランス産のカマンベールに比べれば穏やかです。
熟成が進んでいるわりには、身は硬め。とろりと柔らかいわけではありません。
30分ほど冷蔵庫から出しておけば、柔らかくなります。
牛乳のコクがつまっていてミルキーな味わいです。旨味はやや軽めです。
赤ワインは、やや重めのもので。じっくり味わいましょう。
まとめ
笹ゆきは、とても美味しい日本のカマンベールです。
日本人の味覚にぴったりと寄り添うチーズといえます。
今現在の日本のチーズ消費量は、年間35.3万トンで過去最高です。しかし、1人当たり2.8㎏くらいです。世界で一番チーズを消費するデンマークは27.5㎏。ほぼ10倍です。
まだまだ日本のチーズ消費量は増えていくのではないでしょうか。
こんなに美味しいチーズが、作られているのですから!
※共働学舎さんのチーズは、こちらから購入できます。

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