【ペコリーノ・トスカーノ】と【ペコリーノ・ロマーノ】
フィレンツェは、芸術と美食の町とてしてよく知られています。
フィレンツェはトスカーナ州にありトスカーナのチーズといえば、ペコリーノ・トスカーノです。
トスカーナでは、ペコリーノ・ロマーノも作られています。ペコリーノ・ロマーノとペコリーノ・トスカーノの違いってなんだろう、、、。
ペコリーノチーズの特徴は、羊乳から作られるということです。牛との混合乳のチーズもあるのですが、主に羊乳なのです。
ペコリーノ・ロマーノは、熟成期間が4ヶ月から12ヶ月と長めで、硬くほろほろとしたチーズです。
ペコリーノ・トスカーノは熟成期間が、1ヶ月から6ヶ月と短めです。
ペコリーノ・トスカーノは、フレッシュでしっとりとした質感です。
羊乳のチーズといえば、ペコリーノチーズといっても過言ではありません。なので、羊特有のクセや匂いはあります。
トスカーノのように熟成期間が短いものは、マイルドで軽めの味に仕上がります。
ペコリーノ・トスカーノを食べてびっくり!ものすごい旨味!塩味が強めですが、ミルキーで旨味が強くとってもおいしい。羊の匂いが気になると言って食べないなんてもったいない。今回の旅行で買ってきたペコリーノ・トスカーノ。本当においしかった。イタリア人って本当にすごいな、と思いました。

下の写真は、ローズマリーなどのハーブを外皮にまとったペコリーノチーズ。ハーブの香りがして、とても珍しいですね。ワインと合わせるとおしゃれでグルメな感じです。※外皮は食べられません。

ペコリーノチーズを買うなら、【中央市場! 】Mercato centrale Firenze
フィレンツェの中央市場は、フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅から歩いて10分かからないくらいのところにあります。
とても活気のある市場でたくさんの人が買い物&食事に来ています。
観光客も多いので、お店の人は観光客慣れしていて、英語も通じます。
フィレンツェ土産を買うなら、ここです。美味しいものがたくさん売っています。チーズを買うなら旅行は、冬場がオススメです。ホテルの冷蔵庫に保管して、帰国する際にスーツケースに入れておけば、なんとか日本に持って帰れます。

たくさんチーズがありますね。
右上の方、全体の1/3くらいがペコリーノチーズです。いろいろ種類があるんですね。お店の人に指を差してオーダーすれば切ってもらえます。「何gください」というのではなく、「このくらいですか?」とお店の人がカットする場所をナイフで示して聞いてくるので、多い少ないは英語で答えれば理解してくれます。100g2〜3ユーロで買えますよ。
中央市場は、フードコートのようになってたくさんのお店がぎっしり。
どれも美味しそうで目移りしてしまいます。ピザ屋さん、スイーツ屋さん、生ハム&ワイン屋さんなどなどズラーっと並んでいます。
私は、カルボナーラパスタをチョイス。麺が太めでソースがとっても濃厚でした。お店でオーダーしてすぐに作ってくれるので、サクッと食べて観光したい時に最適です。
イタリアのレストランは、素晴らしいホスピタリティーなのですが、プリモからデザートまで時間がかかるんでよね。
ゆっくり味わいたいのですが、時間がない!という時や節約したい時は、ここがオススメです。

地元の人でいっぱい!超絶美味しい【トラットリア ルジェーロ】
しかし!せっかくフィレンツェに来たんだからおいしいものをゆっくり食べたい方には、
トラットリア ルジェーロ(Trattoria Ruggero)
をオススメします。
中心街からは、離れているのでバスかタクシーで行かなくてはならず、ちょっと面倒だな、、、と思いましたが、行きました。
混んでるということだったので、予約もちゃんとしました。
予約はしどろもどろの英語でも大丈夫でした。電話での英会話はちょっと心配だ、という方は、ホテルのフロントにお願いしても予約してくれます。フィレンツェのホテルもレストランも観光客がとても多いので、慣れていますし親切です。
トラットリア ルジェーロは、わざわざ足を運ぶ価値ありです。
とーーーーっても美味しいです。
日本人の口コミ評価が高いので日本人のお客さんが結構来店するらしく、お店の人は日本人慣れしている様子でした。実際、私が訪れた時も日本人の小グループがいました。
そこのトラットリアには、英語を話せるスタッフがいて説明してくれます。そして、日本人が少食だとよくわかっているのでパスタ1人前を2人で半分こしてくれます。
イタリアのレストランって親切ですよね。パスタは、ここのお店のカレッティエラが評判が良いので頼みました。2人で半分こにしてこの量。。。

ビステカは、1キロくらいありますが、骨付きなのでお肉部分はそれほど多くないようです。1キロは無理だから半分で、と言ってもそんなに薄く切れないらしく断られます。
どうしても食べたいならもったいないけど残すしかない、と覚悟を決めましょう。
残すのはやだ、という方には、もう少し少なめのお肉メニューを選ぶことをオススメします。
私は、ローストビーフを注文しました。人生最高のローストビーフでした。とっても柔らかくて、塩加減が絶妙。そしてこれも半分の量。一見、ちょっと少ないかな、もっと食べたいと思いましたが、けっきょくお腹いっぱいになりました。

デザートは、ティラミスがおいしいとの評判だったのですが、「今日はない」とのことで、プリンにしました。プリンも美味しかったです。シメのコーヒーは、夜だったのでやめて、リモンチェッロを頼みました。リモンチェッロってレモンの爽やかな香りがたっぷりで甘くておいしいですよ。デザートの代わりにもなります。

食べてばかりではない!【アカデミア美術館】へ

ダビデ像、とても大きかったです。
台座が1mほどでダビデ像は4mあるので計5mを超えるのです。遠くから見ても大きいですが、近よると見上げる大きさです。
台座の周りに柵がありますが、ぐるっと一周できるので、後ろ姿も見れます。
巨人兵ゴリアテを退治するため投石器で石を投げようと狙いを定めているところだとか。
上の写真でダビデが左手に持っているのが、投石器。器というか、布か革なんだと思うのですが、石を巻きつけて遠心力で勢いをつけて投げつける感じでしょうか。凛々しい横顔ですね(惚)。
アカデミア美術館は、街の中心にあるドゥオモから歩いて10分くらい。
今回、予約しないで行きましたが、予約なしの入口に30mくらいの行列かあって待ちました。
20〜30分くらい並んで、入場券買って、セキュリティチェックを受けて入りました。
午前中に行きましたが、ダビデ像を見て帰る頃には、行列がなくなってました。午前中なら空いていると考える人が多かったのかな。
アカデミア美術館は、あまり大きな美術館ではないですし、ダビデ像だけ見たくて来たので1時間ほどでサクッと帰りました。
訪問したのは、2月で観光客が少ないオフシーズンなので7〜8月のハイシーズンは、予約必須かもしれません。
【ウフィツィ美術館】は、大混雑!
オフシーズンだと思ったのですが、ウフィツィ美術館は、大混雑でした。
入場券の予約をしないなどと甘い考えで訪問しましたが、しっかり1時間半並びました。
ハイシーズンだともっと待たされたかもしれませんね。ウフィツィ美術館は、大きな美術館で作品数も膨大。見て回るのが、本当に大変でした。

ウフィツィ美術館で見つけたチーズの絵。真ん中の銀のお皿に灰をまぶして熟成させたチーズがのっています。おいしそうですね。1620年〜30年頃に描かれた絵だそうです。
人類の長い歴史の中にチーズあり。
フィレンツェはいいところ
フィレンツェは、見所たくさん、観光客もたくさん、美味しいものもたくさんの魅力的な街でした。
フィレンツェ観光の最後にミケランジェロ広場にいきました。
このページトップの写真は、ミケランジェロ広場から撮りました。フィレンツェを一望できてとても気持ちのいいところです。
私は時間がなかったので、タクシーでミケランジェロ広場まで登り、帰りは歩いて降りてきました。降りたところ川沿いにバス停があるので、そこからバスに乗れば中心街まで戻れます。
フィレンツェ滞在記は以上です。次は、ボローニャでワインとボロネーセを味わいます!
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